“図書庵”通信

『ムーラン』の日本公開日が、9月4日に決まったようです。
アニメ版は観ていないのですが、どうも私はこの様な設定に惹かれやすいタイプで、ずっと心待ちにしてました。
何故、そうなのか……？
多分10代の頃に知った、パラオ諸島の戦いの話からだと思います。
太平洋戦争の戦地パラオで、アメリカ兵に囲まれた小高い山で、激しい日本兵の抵抗がありました。
戦闘機が上空から見たところ、一人の兵士が、迫るアメリカ兵に乱射していました。
やがて、その兵士は倒れ、駆け寄ったアメリカ兵が、最期まで抵抗を続けた兵士のヘルメットを取ると……
黒く、豊かな髪が流れ落ち、なんとその兵士は女性だったと分かったのです。
芸者“久松”という、この女性が、何故戦場にいたのかは、分かっていません。
私もすっかり忘れており、『ムーラン』公開日が決まり、新たな予告動画を観て、兜をとり、黒髪をなびかせて闘う彼女の姿から、この話を思い出しました。