『図書館戦争』


訳あって、私の中では観ることを封印している作品でした…。
今夜はとても気分が良いので、また観たい欲求に負けてしまいました。
今はスマートフォンなどで読めることが、当たり前の時代となってしまいましたが、やはり本は手に取る楽しみ、指で頁を捲る高揚感だと思います。
以前読んだ本を開くと、気に入った言葉に貼った付箋紙や線引きが、忘れていた自分を思い起こさせてくれます。

いろいろありまして、随分処分してしまいましたが、それでも出来なかった本から、改めて自分を見直すとします。  

2020年06月25日 Posted by “図書庵”主 at 22:44Comments(0)

『舟を編む』


地味な内容ですが、素晴らしい作品です。
今の時代、ボタン一つでチャチャッと調べることが、当たり前のようです。
かく言う私も、すっかりその傾向が……。
この作品も久方ぶりに観ました。おかげで、忘れかけていた大切なものを、また取り戻せた気がします。
たかが、辞書。されど辞書。
自分の手で、指で頁を捲るからこそ、残るものがあります。

この辞書は、私が中学に入る前、父が買ってくれたものです。
すっかり草臥れてしまいましたが、捨てることが出来ず、40年たった今も書棚に陣取ってます。
そんな私のオススメするの辞書は、コレ!

実は、とある方から教えてもらったので、私は所有していないのですが、“新明解 国語辞典”の第一版から第四版の語釈が、かなりユニークなんです。
例えば【読書】
私の辞書では、
【読書】書物を読むこと。
と、あっさりしてますが、新解さんは、
【読書】教養のために書物を読むこと。〔寝ころがって読んだり、雑誌・週刊誌を読むことは、本来の読書には含まれない〕
これは第一版から第三版で、第四版では更に……
【読書】〔研究調査や受験勉強の時などと違って〕想を思いきり浮世の外に馳せ 精神を未知の世界に遊ばせたり 人生観を確固不動のものたらしめたりするために、時間の束縛を受けること無く 本を読むこと。〔寝ころがって漫画本を見たり 電車の中で週刊誌を読んだりすることは、勝義の読書には含まれない〕

は、ハイ!……f( ̄▽ ̄;)

と姿勢を正してしまうほど、読書熱の高い方でした。

  

2020年06月25日 Posted by “図書庵”主 at 20:26Comments(0)

原点回帰?



もう30年くらい前になりますが、学校帰りに書店に寄ると、『星 新一ショートショート1001編フェア』で、新潮文庫の作品がズラリ!
星さんの作品は、12歳の時、病院での待ち時間の退屈しのぎに母に売店で買ってもらった、『きまぐれロボット』以来でした。
装丁に引かれ、一冊だけ購入。
しかし、再び読んで、その独特の世界観に改めてハマってしまい、翌日、再び書店に寄って購入しました。
その後は、“広く浅く読む”をモットーに、ジャンルを次々と広げていったので、星さんの作品からは離れてました。
久方ぶりにまた手に取ったのは、古本屋で和田誠さんの絵に引き寄せられてです。
読み直してみて、本が好きでたまらなかった、あの頃の自分の姿が思い浮かびます…。

また、始めてみよう。
あの頃のように。
  

2020年06月25日 Posted by “図書庵”主 at 12:37Comments(0)